琵琶湖マグナムクランク入門!!タックルセッティングと使い方とは!?

近年になって琵琶湖ではマグナムクランクを使用したクランキングの釣りがホットになっています。

バス釣り初心者さんの中には、
マグナムクランクを使ってみたいけど実際にどう使えばいいのか?
タックルは何を使えばいいのか?わからない人も多いのではないでしょうか?

マグナムクランクを使っているけど、ただ何となく使ってる人も多いと思います。

マグナムクランクの基本的なことを理解すれば、シュチュエーションに合わせて、
どんなマグナムクランクをチョイスすればいいのかが見えてきます。

自分でセレクトしたマグナムクランクで釣った魚は、
また喜びも一段と違ってくると思います。

数あるマグナムクランクの中でも、
私のガイドで実績の高いマグナムクランクを中心に、
おすすめのマグナムクランクやタックルに使い方を紹介します。

この記事を参考にして琵琶湖でバンバンビックバスを手にして下さい‼

マグナムクランクとは?

メガバスのマグナムクランクBIG-M4.0と
ディープクランクDEEP-X300を例に比較してみました。

マグナムクランクはボディが大きいので、浮力が非常に高いのが特徴で、
写真で比較してもわかるように、大きさにこれくらい違いがあります。

マグナムクランクと一言で述べると色々なルアーが一括りになってしまうのですが、
ルアーの全長が110mm前後、重さも2oz(56g)ほどの大きなルアーになります。

マグナムクランクは、私の琵琶湖ガイドでもデカバスがたくさん釣れていて、
ビックバスの出現率が高いルアーの一つになっています‼

バス釣りを始めたばかりの方でも簡単にビックバスを手にすることのできる稀有なルアーなのです。

マグナムクランクの使い方は?

マグナムクランクの釣りは基本的にはタダ巻くのみ‼

ルアーを巻いてくるときのポイントとしては、
リールを巻く速度と止めるタイミングになります。

状況によって使い方も違ってきますが、
琵琶湖の南湖での使い方を一つ例にすると…

ウィードの多い琵琶湖の南湖での主な使い方は、
ウィードのトップにレンジを合わせてマグナムクランクをを引いたり、
マグナムクランクをウィード間を通すようにして使います。

もしウィードに当たったら巻くのを止めて
ルアーを浮上させてウィードをかわしながら使います。
※この時に水面まで浮上させるのでなく、
ウィードのトップがら浮かせて次に、また巻ける程度浮上させます。

ルアーがウィードに引っかかった時は、
ロッドを使ってウィードをほぐして浮上させますが、
ルアーがウィードから外れた時や浮上中にも
バスが食ってくることがあるので、
なるべく丁寧にほぐしましょう。

マグナムクランクでオススメなルアーは?

クランクベイトを選ぶ時に、潜る水深だけてルアーを選んでいませんか?

クランクベイトには、
大きく分けてロールアクションとウォブリングアクションがあるのですが、
ルアーによってセッティングも違うのでアクションもいろいろです。

状況に合わせて使用するマグナムクランクをセレクトしよう‼

琵琶湖で人気のマグナムクランクの中から、ガイドでも実績の高い、
おすすめのマグナムクランクを紹介します。

    1. SKTマグナム110MR(ラッキークラフトUSA)

琵琶湖のマグナムクランクの火付け役ともなったSKTマグナム110MRは、
主に3m~4mくらいのレンジで使います。

このマグナムクランクは波動が強めで、私のガイドでも実績抜群です。
SKTマグナム110MRについてはコチラにて詳しく紹介してます。

    1. メガバス BIG-M 4.0

メガバスのBIG-M 4.0は、水深3.5m前後のレンジをロングトレース出来るように設計されています。

私も初めて使ったときに驚いたのが、その圧倒的な飛距離と引き抵抗の少なさ‼

このマグナムクランクは一日中引き倒しても疲れないので、
これからマグナムクランクデビューしたい人にオススメです。


    1. ノリーズ ショット ストーミーマグナム

ノリーズのショット ストーミーマグナムは、
2m~2.5m前後のレンジで使います。

アクションはロールアクションで、控えめなアクションなので、
水がクリアな状況だったり湖面が穏やかな状況の時が出番になります。

ウィードの高さが水面近くまであるようなときに、
ショートキャストして、ウイードの隙間を小刻みに刻んでいく感じで使っています。

琵琶湖で人気のあるマグナムクランクの中から、
タイプの違うマグナムクランクを3つ紹介させていただきました。

他にもマグナムクランクはたくさんありますが、
水がクリアなときやプレシャーが高いときは、波動の弱いロールアクション、
ウィードの多いエリアや水に濁りなある時は、波動の強いウォブリングアクション、
を基本にして状況に合わせて、アクションの強弱を選んでみてください。

マグナムクランクに必要なタックルセッティングとは?

次にマグナムクランクを使いこなすためのタックルセッティングを紹介します。

マグナムクランクで使うロッドは何がおすすめ?

マグナムクランクで使うロッドは、
グラスロッドやグラスコンポジットロッドを使います。

グラスロッドやグラスコンポジットロッドは胴にハリがあって、
竿先が柔らかいのでキャスト時に投げやすく、
ショートバイトでも弾かれにくいです。

これらのロッドは低反発なロッドになるので、
ロッドがルアーを引っ張りすぎない特徴もあります。

ルアーがウィードにタッチした時に、
ウィードに刺さりすぎることを防いだり、
ルアーの動きを殺しません。

引き抵抗をロッドが吸収してくれるので一日巻き続けた時の疲労感を軽減してくれます。

グラスロッドやグラスコンポジットロッドの特有の腰の強さや、
魚をかけた後のバラシにくさを考慮してセレクトされるといいですね。

    1. シマノ エクスプライド 172MH-G
    1. シマノ ゾディアス 172MH-G
    1. シマノ ゾディアス 176MH-G
    1. ダイワ エアエッジ731MHB-G

ガイドのお客さんで多いのは上記のグラスコンポジットロッドを使われている方が多いです。

他のメーカーからもグラスロッドやグラスコンポジットロッドグが発売されていますので、
同じような7ft以上あるロッドをおすすめします。

遠投してディープレンジをロングトレースしたい人は長めのロッドを、
ショートキャストで手返しよく使いたい人は短めのロッドを選ぶと使いやすいです。

ディープクランクのロッドと兼用でも使えるので、
そのあたりも含めて選ぶといいと思います。

マグナムクランクで使うリールは何がおすすめ?

ルアーにも重量があって引き抵抗の強いマグナムクランクを使いこなすには、
ボディー剛性が高いリールをセレクトされるといいです。

みなさんリールのギア比が気になるところですよね?
実際にガイド中もギア比について質問が多いのですが、
マグナムクランクは引き抵抗が大きいので、
巻き取りが楽なギア比の低いリールがおすすめです。

ただしギア比の高いリールは、巻取りが大変ですが抵抗が大きいので、
魚のバイトやウィードに当たった時はわかりやすいいです。

疲労感を考慮すると5.5前後くらいのギア比のリールがいいのですが、
リールを他の釣りでも使いたい人は5.5~6.3前後くらいの
ギア比のリールから選ぶといいと思います。

例えば、マグナムクランクとビックベイトを兼用で使いたい人には、
剛性のあるバンタムMGLやカルカッタコンクエストなどは、
大きめのクランクやビックベイトにおすすめです。

ベイトリールについてはコチラにて詳しく紹介してますので参考にしてください。

    1. シマノ バンタムMGL PG
      1. ダイワ ジリオン SV TW

シマノとダイワのベイトリールの中から、
おすすめのギア比が5.5のベイトリールになります。

メタルボディーのリールをおすすめするのは、ルアーの巻抵抗に十分耐えうるからで、
紹介した以外のリールでもボディー剛性の高いリールをセレクトされるといいでしょう。

マグナムクランクで使うラインは何がいい?

ラインのセッティングに悩まれる方も多くいらっしゃるかと存じます。

ガイドに来られるゲストの方のほとんどがフロロカーボンラインを巻いてこられます。

数あるフロロラインの中でもガイドの私がおすすめするラインを挙げると…

    1. クレハ シーガーR18フロロリミテッド
    1. クレハ フロロマイスター
    1. サンライン FCスナイパー BMS
    1. サンライン シューター
    1. サンライン シューターFCスナイパー インビジブル
    1. ダイワ モンスターブレイブ Z

ゲストに来られる方には、このあたりの銘柄のフロロカーボンラインをおすすめしてます。

フロロカーボンラインは伸びが少なく、根ズレに強いことから障害物や水草を切って使うようなマグナムクランキングにはフロロカーボンラインが適しています。

何ポンドのラインがおすすめなのか?

単にフロロカーボンラインがいいと言われても
何ポンドのラインを巻けば良いか迷ってしまいますよね?

ガイドに来られるゲストの方には基本的に、
16lb(4号)のフロロカーボンラインを巻いてきてくださいとお願いしています。

ウイードの少ないシーズンにディープエリアを狙いたい場合には、
14lbのフロロカーボンをロングキャストして使う場合もありますが、
基本的に夏~秋にかけて水草が水面直下まで伸びているような時期は、
16lbを巻いておけば大丈夫です。

マグナムクランクはフックが大切‼

クランクベイトによくみられるフックサークル
これは針先がルアーのボディに触れて出来るのですが、
ボディに針先が当たることで針先も甘くなります。

バイトした魚を確実にヒットさせるために
フックサークルが付きやすいルアーほど、
まめにフック交換が必要です‼

ガマカツ トレブルRB ミディアムヘビー


リューギ(RYUGI)ピアストレブル

しっかりフック交換をしておけばファイト中の安心感も違います。

マグナムクランクを使いこなすには?

マグナムクランクを使いこなすには相当の鍛錬が必要だと書かれている雑誌もみうけられます。

しかし実際にはルアーを操る基本的な動作ができていれば誰にでもビックバスを手にするチャンスがあります。

ここでは実際にガイド中にバイトが発生しやすい事例を含めて使い方を順に説明していきます。

投げる→巻く→止めるが基本です!

マグナムクランクを特集している雑誌記事や動画は特殊な使い方をしているようにも見えますよね?

おすすめしたルアーの中には3m以上潜るルアーもありますが、
同じ水深でも、ウィードの種類によって高さも違いますので、
ウィードの生え方や高さによっても使い方が変わってくるのです。

しかし基本は投げて、巻いて止めるだけ‼

キャストしたら巻くスピードを意識して巻いていきます。
そして、ウィードなど何かに当たったら巻くのを止める‼

しかし初心者の方にとっては、この止めるタイミングが難しいと思います。
ルアーがウィードに当たった瞬間がわからず巻きすぎてしまい、
ウィードまみれになってしまった人も多いのではないでしょうか⁉
何かに当たったら瞬間に巻くのを止める練習をしましょう。

巻くスピードの基本は、ルアーがバランスを崩さない程度のスピードで巻いてきます。
全力で巻いてもバランスを崩さないルアーもありますが、
あまり速く巻きすぎるとバランスを崩してしまうルアーもあるので、
自分で使うマグナムクランクの限界速度覚えておきましょう。

ゆっくり過ぎてはいけません、自分が思うよりも早く巻く事、
これが巻くスピードを測る上でのコツです。

水草の直上を巻く意識を!

水草が伸びる時期になると巻いてきてそれに引っかかる事があります。

琵琶湖の南湖は梅雨以降水草がぐんぐん伸びて水面直下まで迫ります。
そうなるとマグナムクランクでは攻略しにくくなるように思えるのですが、
群生している横を通したり、直上をわざと投げ込んだりと使い方や誘い方は様々です。

水草にルアーが引っかかったら?

もし巻いている途中で水草に引っかかったら、、優しくほぐすように水草から離して、
巻いて違和感があるのなら引っかかった水草をロッドを煽って切ってやります。

マグナムクランキングはこの水草に引っかかった時、
ほぐして外れた時にバイトすることがあります。
その水草の中に居たバスが反応して食いにくるのです。

マグナムクランクで琵琶湖を攻略しよう!

今回は琵琶湖でマグナムクランクを使うためのタックルセッティングや使い方の詳細を解説しました。
最後に一点、マグナムクランクを使う季節は春、水草の新芽が芽吹く頃から秋の水温が下がりきるまでが有効な時期になっています。

特に夏場の風もなく湖流もあまりない日はバスが水草の中に隠れてしまい、なかなかルアーに喰付に来ることがなくなります。そんな時にマグナムクランクは大きなアピール力とルアー自体が持つバスに口を使わせる動きでエキサイティングな釣りが楽しめることもしばしば。

夏場にあまり釣ったことがない、クランキングで釣ったことがない、マグナムクランクの使い方を直接現場で教えて欲しいというあなた、是非当ガイドサービスにお問い合わせ下さい。メモリアルなバスを手にしましょう。

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